両手高く上げて この地球をささえて歌った彼ら

 

 

 

自分の担当が忙しくなることを願って夢見て、ついにその現実が訪れ始めていることを知ると、すごくドキドキしてしまう。

すり減ってしまっていないだろうか。

日々を充実感で満たされながら、消えてしまいたくなっていないだろうか。

 

 

 冒頭から激重な内容で書き始めたこのブログは、その辺にいるジャニヲタの独り言のブログである。

 私は、気づいたら10年選手となっていたジャニヲタ女子大生である。歴代の担当としては、嵐の二宮和也くん(そして大宮コンビがとても好きだった)、Hey!Sαy!JUMPの伊野尾慧くんSixTONES松村北斗くん(現担当)。他にも、ゆるく応援していた人も何人かいる。

 

 

 

 気づいたら長く続くことになっていたヲタク人生の中で私は、"終わり"というものを幾度か感じてきた。

 最初のそれは2015年秋、大野智くんの熱愛報道で、私は自身が勝手に見ていた「私は自担たちのために生きている。私の行動は、自担たちのためになっている。」という幻想を失った。

 

 私は元々担当に対してかなり押し付けがましいヲタクだと思う。アイドルが歌っている歌詞の意味を勝手にアイドル本人の人生になぞったりするようなヲタクであったため、嵐のOh Yeah!の「もう一度あの日に戻るとしても同じ道選ぶだろう」という歌詞は、嵐の皆さんのれっきとした意志だと勝手に錯覚していたりした。

 

 私は、彼らの幸せを願っているつもりだった。本気で。

 

 しかし、大野くんの報道直後に行われた2015年の宮城公演でのあの哀しそうな表情を隠せない様子の彼を目の当たりにした。

ああ、私がしている事は根本的に私が願っている未来とは正反対な方向に進む手助けなのかもしれないな、と感じてしまった。それから約1年後、あまり思い出したくないのだが、ネットが大荒れした自担の彼の例の熱愛報道で私は世界一大好きな人に別れを告げた。

 報道の内容が内容だったし(笑)、すんなりと自分の中で別れを告げることができた。そしてもう担当として戻りたいという感情も見事に全くないけれど、一方でただただ彼のことをもう一度信じたくてしょうがない自分もいる。

 

 

 

そして気づいた。

 こちらが勝手に見かけただけかもしれない彼らの一瞬のその素敵な輝き。それを私は勝手に封じ込めていつまでも大事にしてしまっているのだ。

 

 

 

 現在は担当を降りた二宮くんと伊野尾くん。

世間というか、ヲタクからの2人の印象は今はめちゃくちゃ良い訳ではないかもしれないのも理解している。現に私も降りている。

 

 それでも、私は彼らの一瞬が忘れられず、信じてしまう。今も信じて願ってしまう。

 

 いつまで経っても、5×10の国立公演の5色の風船が空に飛んでいくシーンでは胸がいっぱいになるし、VS嵐のハワイで大野が泣いちゃったSPで大宮がわちゃわちゃしながら仲良くプールに飛び込むところはとても眩しい。

 また目を閉じれば、伊野尾くんがブラック学科とも言われる建築学科を活動を続けながらストレートで卒業したときの会見の様子や、バク転が出来るようになったりひょろひょろだった腕に筋肉がついたのが目で見てわかるほど頑張っていたメレンゲの気持ちの新体操企画の本番で悔し涙を流した瞬間。

鮮明に思い出せるのだ。

 

 

彼らの歌声を、言葉を。

彼らの努力を、根性を、涙を。

 

 

 ひょっとしたら、私が封じ込めている2人は、もう本当の2人の中にはいないのかもしれない。

 このブログを読んで下さる方がいらっしゃるのか疑問なところではあるが、見ての通り私は救いようのない程に重いヲタクなのだけれども、担降りに関しては慣れてきて、良くも悪くもスムーズに出来るようになった。

 

 

 でも、2019年1月のあの会見での彼らと、2020年末のゴールへと着々と向かっている現在進行形の彼らについては、うまく飲み込めているのか自分でもわからない。

 言い方に語弊しかないが、彼らのせいで、いつも誰を応援していても、いつかくる"終わり"を想像してしまってうまく笑えなくなってしまう。そしてあいにく自分の担当及びグループの幸せを願いまくる激重野郎だ。

 

 

 

 

だからこそ、

 

Ride On Timeでの慎太郎くん

"SixTONESらしさを変えられようとした時にはすごく闘うと思う"

"5人のためだったら1人でも闘う"

という言葉や、

髙地くん

"SixTONESがなくなるなんて、考えられない。僕がそうさせない。"

という言葉。

 

 

 

 

 

アイドルはいつだってとてもずるい。

こんなの、

 

 

信じてしまう。

また夢を見てしまう。

 

 

 

 

"勝手な夢"を見ることに正直トラウマを覚えている私は、好きなアイドルを信じすぎることをやめたはずなのに。

SixTONESの力強い意志と彼らが示してくれる行動に、また信じ始めてしまう。

 

 

 

 

でも、

 

信じさせてくれてありがとう。

6人が全てをSixTONESに懸けたように、

私も長かったヲタク人生の中で、これが最後だと思っています。

 

 

SixTONES

ジェシーくん、京本大我くん、松村北斗くん、髙地優吾くん、田中樹くん、森本慎太郎くん。

 

 

私はクリエにも行ってないし、横浜アリーナからしか見られていないけど、

あなた達のことを信じて、祈らせてください。

 

 

きっと辛いことも、嫌な思いをしてしまうことも少なからずあるのだと思います。

でも、あなた達なら大丈夫な気がする。

あなた達のペースで、ゆっくりでも、はやくても、遠くから応援させてください。

 

雀の涙にも満たないお金を払い、精一杯の声援を送り、願い続けることしかできない非力な私にも応援させてください。

 

 この傲慢な感情は、二宮くんや大野くん、そして伊野尾くんの時のように、あなた達を苦しめてしまうかもしれない。

 

今私はSixTONESのおかげで、自分は何のために生きていくのか、何がしたいのか、誰を愛していくのかを思い出し、考えることが出来ています。

 

 

 

 

いつか私も、SixTONESのために何か出来る人間になれますように。

SixTONESの6人が、おいしいご飯を食べて、たくさん笑えていますように。

 

 

 

 

 

2020年の七夕。

歴代の自担たち及びSixTONESに身勝手な祈りを捧げて。

 

 

2020/07/07